1.5次会の費用相場は？リアルな予算内訳と節約テクニックを公開！｜ブログ｜お披露目婚

「結婚式より気軽に。でも、二次会よりはきちんとした場にしたい」
そんな願いを叶える"1.5次会"が、今注目されています。自由度が高く、予算調整もしやすいのが魅力ですが、実際どのくらいの費用がかかるのかは想像しにくいという声も多いのが現実。

この記事では、現役ウェディングプランナーの視点から、
・1.5次会の平均費用
・内訳とリアルな相場感
・節約のポイントと注意点
・実際にあった成功例

まで詳しくご紹介します。費用の不安を解消しながら、ふたりらしいパーティーを実現するヒントにしていただけたら嬉しいです。

1.5次会の費用はどのくらい？相場感をチェック

まず結論からお伝えすると、1.5次会の費用は50万円〜150万円前後がボリュームゾーンです。
ただしこれは「自己負担額」ではなく「全体費用」。会費制にすることで、実際の自己負担は10万円以下に抑えることも可能です。

たとえば、以下のような開催例があります。

・カジュアルレストランで30名規模 → 約50万円
・ホテルやゲストハウスで50名 → 約100万円
・演出や装飾にこだわった70名以上 → 約150万円

1人あたりの飲食費を10,000円〜20,000円と想定すると、人数に比例して全体費用も増えていきます。ただし、ここが1.5次会のポイント。披露宴のようにご祝儀制でなく会費制を導入することで、ゲストも負担が軽く、新郎新婦の費用調整もしやすくなります。

内訳で見る！費用項目と目安金額

では、実際の費用の中身はどうなっているのでしょうか？
代表的な項目ごとに、平均的な金額感をご紹介します。

飲食費（ゲスト1人あたり7,000円〜20,000円）

1.5次会の大部分を占めるのがこの飲食費。
立食ビュッフェスタイルであれば1人7,000円前後、着席のコース料理を提供する場合は15,000〜20,000円ほどを見込んでおきましょう。

人数が増えるとここだけで数十万円の差が出るため、費用バランスを考える上で最も重要です。

会場使用料（0円〜10万円）

レストランやカフェなどは、飲食代に含まれる形で会場費が無料になることも。一方、ホテルや専門式場では5〜10万円の会場料が発生することもあります。

「最低保証人数を満たせば無料」という会場もあるため、会費設定と合わせて戦略的に選びましょう。

衣装・美容（10万円〜30万円）

ドレスやタキシードのレンタル、美容着付けを含めて、最低10万円〜。
前撮り衣装を着回したり、ドレス持ち込みに対応している会場を選ぶことで節約可能です。最近は「ネットで購入した5万円ドレスで1.5次会を開催」という方も。

演出・進行（3万円〜20万円）

司会者、音響、映像演出などの進行系オプションです。
プロフィールムービーやオープニングムービーをプロに依頼すれば5万円前後かかりますが、自作すれば無料。司会者も友人に頼めば0円ですが、スムーズに進めたいならプロの司会者をおすすめします。

ペーパーアイテム・装花・プチギフトなど（3万円〜10万円）

装花やプチギフト、席札、ウェルカムボードなど小物系も意外と見逃せません。
通販でおしゃれなペーパーアイテムを安く購入したり、手作りにすることでかなり節約できます。

節約のポイントは？上手にコストカットするコツ

「できるだけ費用を抑えたい」
そんな方におすすめの節約術をいくつかご紹介します。

会費制を活用する

1人あたりの会費を15,000〜20,000円に設定することで、自己負担額を大幅に抑えられます。
たとえば40名×2万円＝80万円が回収できれば、演出や衣装の費用をほぼまかなうことが可能です。

平日・仏滅を狙う

人気の土日・大安を避けることで、会場費や飲食費が割引になるケースも多いです。
特にゲストが友人中心なら「平日夜の1.5次会」も検討の余地あり。

演出は「自作」or「省略」でもOK

映像系の演出は、手作りすれば無料。
また、堅苦しい演出がなくてもアットホームな雰囲気になるのが1.5次会の良さでもあります。

プチギフトや装花は持ち込み・簡素化

式場に頼むと高額になりやすいアイテムも、持ち込みや通販を活用することで節約できます。
「ドライフラワーの束を自分たちでラッピング」など、手作り感ある演出も人気です。

実例紹介：自己負担7万円で叶えた1.5次会

私が実際に担当したカップルは、30名規模のレストランで着席ビュッフェスタイルの1.5次会を開催しました。
1人あたり会費は15,000円。司会は友人、ムービーは新郎の弟が自作、装花は必要最小限。衣装は前撮りのドレスを着回し、ヘアメイクのみオプションで依頼。

総費用：約54万円
会費収入：約45万円
自己負担：約9万円

新郎新婦ともに「金額以上に満足感があった」と話してくださり、ゲストの反応も「カジュアルなのに温かくて、いい時間だった」と好評でした。

まとめ：満足度とコストのバランスが叶うのが1.5次会

1.5次会は、予算と満足感のバランスを上手に取ることができるパーティースタイルです。
「形式ばらずに気楽に楽しみたい」「でも、きちんとお披露目もしたい」そんな気持ちを大切にできるのが魅力。

費用に不安がある方も、会費制や節約術を上手に取り入れれば、無理のない範囲で理想のパーティーが実現できます。
もし迷ったら、まずは経験豊富なプランナーに相談してみてください。ふたりの想いに寄り添いながら、予算に合わせた最適なスタイルをご提案します。